ホーム>収納アドバイス>トランクルームは本当に必要?ピッタリのサイズ選びのコツとは。

トランクルームは本当に必要?ピッタリのサイズ選びのコツとは。

収納名人.com2019.04.14

日常的には使うことがないものでも、後で使う予定があるものやすぐに捨てることができずに保管しておきたいものは誰しもあることでしょう。しかし、現実として家に十分な収納場所を確保できない場合もあります。そのようなときに便利なサービスがトランクルームです。ただし、全国には数多くのトランクルームがあるため、どのように選んでよいか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、トランクルームの選び方の注意点について解説します。

1)断捨離すべき?トランクルームの必要性とは

シンプルな生活を実現し心を軽やかにするために、ものを捨てて生活空間をスッキリとさせる「断捨離」という片付け方法が、多くの人の関心を呼び人気を集めています。家のなかに置ききれないものや部屋を狭くしてしまうようなかさばるものがあったりすると、まず、捨てるべきか迷うことでしょう。家で保管できないものが生じた場合に、捨てるべきか、トランクルームで保管するべきかについては、人によって事情が異なるため一概に結論を出すことはできません。

ただし、断捨離を目指して片付けをしようと考えているのなら、どんなにかさばるものであっても本当に必要なものや大切なものであれば捨てる必要はないでしょう。そもそも、断捨離とは不要なものを捨てることです。二度と手に入れることができない思い出の品や、日常的には使用しなくてもシーズンによって定期的に使用するものなどであれば保管しておくほうが後悔せずに済みます。また、事業をしている人であれば、保管義務のある書類などを残しておかなければいけないこともあるものです。トランクルームにはさまざまな料金プランがあるため、上手に選べば生活空間をスッキリとさせながら、コストを抑えて利用することができます。

一般的にトランクルームの利用にメリットがあるものは、必要なものではあるもののすぐには使わないものです。たとえば、ここ数日~数カ月の間に使っていないものであっても直近1年間で使ったものであれば必要なものと考えることができます。一方、今後使いそうなものと自身で思ってはいても、直近1年間に使用していないものである場合には、不用品として判断するひとつの目安になることでしょう。さらに、生活に不必要なものであっても、すぐに手放すことができないものは、トランクルームでの保管に適しているものです。具体的には、思い出の品やコレクション品などが一例として挙げられます。トランクルームの利用を検討している場合には、保管したいものがどれだけあるのかを一度整理してみましょう。

2)保管物の内容によって選びたい!屋内タイプと屋外タイプがあるトランクルーム

トランクルームを利用しようと思ったら、まず、設置されている場所からトランクルームのタイプを選ぶ必要があります。トランクルームには大きく分けて屋内タイプと屋外タイプの2種類があり、どちらも、ものを収納できるスペースであることに変わりはありません。しかし、トランクルームの環境などに違いがあるため、それぞれの特徴を理解し、保管したいものに合ったタイプを上手に選ぶことが大切となります。

まず、屋内タイプはビルなどの個室内で保管するサービスです。室内をパーテーションや壁で間仕切りし、複数のトランクルームを設置しています。屋内に設置されているので、天気が悪いときでも出し入れする際に保管物を濡らしたり汚したりするリスクが低い点がメリットです。また、空調管理がしっかりされているのも屋内タイプの魅力となります。さらに、ビル内などにあるため、入退出のシステムがしっかりしている点が安心です。入り口には利用者だけが開けられる鍵が設置されていることが通常で、なかには、セキュリティ会社が利用者の入退出を管理しているところもあります。加えて、トランクルームの利用をしていない部外者から保管物の出し入れをしているところが見られにくいのも特徴です。このようなことから、屋内タイプには温度や湿度の変化が苦手でカビが生えやすく劣化しやすいものや、運搬時に汚したくないものなどを保管するとよいでしょう。たとえば、衣類や布団、絵画、家電製品などです。一般的に家で室内に置いておくようなものや書類などは屋内保管に適したものとなります。

一方、屋外タイプは、屋外に置かれているコンテナなどで保管するサービスです。屋内タイプのように十分なセキュリティ管理や空調管理は通常ありませんが、広いスペースをレンタルしても比較的安く利用できることがメリットとなっています。また、屋外タイプは大型のコンテナが用意されていることが多く、サイズの大きなものでも出し入れがしやすい点も魅力です。さらに、コンテナの入口の近くまで保管したいものを車で運ぶことができるので、運搬が楽なこともメリットとして挙げられます。このような特徴から、屋外タイプには大型のものや重量のあるもの、空調の影響を受けにくいものなどが適した保管物です。たとえば、大型の家具、ゴルフやスキーグッズなどのレジャー用品などが挙げられます。

3)無駄なく利用したい!トランクルームの広さを要チェック

便利に使えるトランクルームですが、誰しも費用はできるだけ抑えて利用したいものでしょう。無駄なコストをかけずに効率よく利用するためには、保管するものに適した広さのトランクルームをレンタルすることが基本です。トランクルームの料金は、一般的に広ければ広いほど高く設定されています。少量のものしか保管する予定がないのに、不要に広いスペースを持ったトランクルームをレンタルすれば、余計な出費です。

そもそも余分なスペースのあるトランクルームをレンタルしてしまうと、つい不要なものまで保管してしまい、あっという間にものがあふれてしまいます。そのようなことにならないためにも、本当に保管が必要なものであるかを事前に見直し、保管したいものの量を整理してから、必要最低限の広さでトランクルームを借りるようにしましょう。少量の本やアルバム、CDなどのコンパクトなものの収納であれば0.5帖タイプを借りれば十分です。段ボールに入れて10個程度のものであれば1帖タイプのトランクルームで収まることもあります。

まとめ)上手に選ぶためにはタイプごとの特徴と保管物の内容を確認することが大切!

トランクルームをレンタルする際には、まず保管したいものの内容をきちんと整理し、使い勝手の良さやコストパフォーマンスをしっかりと考慮したうえで、自分に合ったプランを上手に選んで活用するとよいでしょう。