ホーム>>収納アドバイス>トランクルームで使えるおすすめ除湿剤

トランクルームで使えるおすすめ除湿剤

2020.08.28

収納スペースが限られやすい日本の住宅において、トランクルームの存在はありがたいですよね。
非常に便利なトランクルームですが、8月から9月まで続く日本の厳しい夏において、湿気対策を気にされる方も多いのではないでしょうか。
今回は、トランクルームの湿気対策の必要性とおすすめの除湿剤についてご紹介します。

□トランクルームでの湿気対策、カビ対策

*トランクルームには除湿剤が必要なのか

トランクルームの湿気対策の必要性についてお答えするならば、
「トランクルームの湿気対策は、行っておくのが好ましい」
といえるでしょう。
なぜなら、湿度が上昇するとカビや虫食い、ものの変形といったリスクが高まるからです。
もちろん、どの場合も全てのものが劣化してしまう、ということではありませんが、対策しておくに越したことはないと言えるでしょう。

湿気対策として役立つのは、湿気を取り除く作用のある除湿剤という製品です。
トランクルームを使用する際は、この除湿剤を一緒に入れておくと良いですね。

屋内型と屋外型の2種類に分けられるトランクルームですが、屋内型には空調が完備されている場合があるのに対し、屋外型では完備されていません。
空調が完備されていない屋内型や屋外方のトランクルームをご利用の方には特に、必要に応じた除湿剤のご利用をおすすめします。
当サイトから、東京と横浜市内にある屋内型、屋外型のトランクルームの拠点をご覧いただけるので、下記URLから是非ご利用ください。
http://shunou-meijin.com/item_list/item_list.html?ar=681&ct=1986

*除湿剤と乾燥剤の違い

除湿剤以外にも、湿気を取り除く作用のあるものとして乾燥剤というものがあります。
一見すると同じものだと思ってしまいがちな除湿剤と乾燥剤ですが、これら2つは成分や仕様が異なるため、利用する場面や場所も異なるのをご存じですか。

除湿剤は、主に塩化カルシウムという成分でできており、空気中の水分を吸収する作用があります。
一方で乾燥剤は、生石炭やシリカゲルが主成分となり、食品のような市販パッケージと共に封入されます。
これら2つには水分の吸収率に差があるため、空気中の湿気を取り除く際は、塩化カルシウムの除湿剤を使用するのが好ましいといえるでしょう。

□トランクルームでおすすめの除湿剤

除湿剤は、シリカゲルと塩化カルシウムと呼ばれる2種類に分けることができます。
どちらも密閉された空間において湿気を取り除く効果がありますが、使用する場所や範囲に応じて使い分けることが望ましいでしょう。

シリカゲルは素早く湿気を取り除くことが可能なため、乾燥の速さを重視する際の除湿剤としておすすめです。
サイズもコンパクトなため、衣類や靴の除湿には、最適と言えますね。

シリカゲルは、さらにA型とB型に分かれており、A型は比較的低い湿度での吸湿性に優れ、精密機器や工具の保管に最適です。
B型は、素早く大量の水分を吸収するため、衣類や靴、楽器の保管にもおすすめです。
同じシリカゲルでも、用途によって使い分けられると良いですね。

塩化カルシウムは、空気中の水分を吸収し、液化する効果のある除湿剤です。
「水とりぞうさん」や「備長炭ドライペット」などがこれにあたります。
吸収した空気中の水分が液体となるため、シリカゲルよりかさは大きいですが、その分多くの湿気を吸収することが可能です。
衣類や靴を保管する狭い空間にはシリカゲルがおすすめですが、トランクルーム全体の除湿には、塩化カリウムが最適だと言えるでしょう。

□トランクルームで除湿剤を使用する際の注意点

除湿剤を使用するにあたって、いくつか注意が必要な点があります。
1つ目は、トランクルームでの除湿剤の置き場所です。
湿気というのは、空気の流れが悪い場所に溜まるため、基本的には除湿剤も下に置くことが望ましいでしょう。
除湿剤のタイプにもよりますが、除湿剤を上に設置すると、倒れた際に中身がこぼれる可能性もあるため、できるだけ避けた方が良いと言えますね。

トランクルームで除湿剤を使用する際は、定期的に交換する必要があります。
除湿剤にはそれぞれ使用期限があり、期限が切れると除湿剤の効果もなくなってしまいます。
効果を持続させるためにも、使用期限は事前に確認し、状態に合わせて定期的に交換しましょう。

除湿剤を交換する場合や処分する際には、十分な注意が必要です。
液体の状態である除湿剤は、アルカリ性の塩化カルシウム水溶液であるため、直接触れると人体に悪影響を及すことがあります。
植物にも同様に悪影響を与えてしまうことがあるため、決して再利用はしないように心がけましょう。
処分する際も、決して溶液だけで処分せず、大量の水で十分に薄めてから排水溝へ流しましょう。

□まとめ

今回は、トランクルームの湿気対策の必要性とおすすめの除湿剤についてご紹介しました。
これからの夏の季節は、さらに暑さが増し、湿気対策がより一層重要になりますね。
トランクルームの除湿剤を選ぶ際には、ぜひご参考にしてみてください。

の記事

収納名人.com全体の記事